収益物件を新築するデメリット
前ページでは収益物件を新築するメリットを紹介しましたが、やはりいいことだけではありません。
そこでここでは収益物件(新築)のデメリットを紹介いたします。
◆新築物件のデメリット
①新築物件は中古物件と比較して「利回り」が低い
新築物件は中古物件と比較して「利回り」が低いという事が最大のネックではないでしょうか。
一般的に利回りが8%程度の物件が大半を占めており、ローンをフルで組んでしまうと利益があまり出ないという事が多くあります。また利回りが6~7%台になってしまうと物件に少しでも空室が出てしまうと経営が厳しくなり赤字になってしまうというケースも多く見受けられます。
特に新築当初は入居希望者も多いので空室が出てもすぐに次の入居者が決まりますが、年数がたつと入居希望者も減ってくるため深刻な問題になってきます。
②返済が大変
新築物件の場合一般的には土地取得が前提にあります。(一部デベロッパーから購入するケースもありますが)
土地を取得してから上物を設計していきますが土地を取得してから建物が建つまでの期間も土地購入代金(融資)の返済を行わないといけません。
土地を取得してから建物が建つまで半年程度(大型物件やこだわり物件などは1年近くかかることもあります)は必要になりますので、その期間の不動産収入はないので、期間内の返済を出来るような資金力が必要です。
③土地を探すのが難しい
前ページで土地を探せば上物を好きに設計できるというメリットを紹介しましたが、大都市などの中心部では当然ですが土地を探すのは非常に難しいといわれています。
駅前や幹線道路沿いなどの人気のある場所は土地代も非常に高く法的に厳しく基準が定められていることも多いため、理想の土地を探すのはかなり難しいといわれています。
④業者選定が難しい
運良く理想の土地が見つかったとしてもどのような手順で物件を建てていけばいいか素人にはわからないですよね。
当然不動産業者や建築施工業者に依頼をして進めていくのですが、業者も無数にあるため、どの業者を選んだらいいかわかりません。
中には悪徳業者もいるのですが、素人ではその判断をするのも非常に難しいといわれています。